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田中調節池について

田中調節池とは

利根土地改良区管内の利根川沿いの農地は「田中調節池」という洪水調節施設も兼ねています。

​利根川が越水した際に、農地が川の水を受けて水没することにより、千葉県下流部の地域や人、財産、環境などを守っています。

収穫

​【 洪水調節機能が働くと 】

昭和35年から現在に至るまで16回の洪水調節をしており、それが意味するのは「農地が水に潜る」ということです。

特に秋の収穫シーズンを前に、もし洪水が起きた場合には・・・せっかくできたお米や野菜が全て水の泡になることもあります。

農地だけではなく、利根土地改良区や行政が管理する施設や道なども大きな被害を受けます。

​農地や施設の復旧に関しては、利根土地改良区の単費で支出をしなければならないこともあります。

​その事実はあまり知られていません。

​【 田中調節池整備 】

現在、洪水調節機能をさらに向上させるための、国土交通省利根川上流河川事務所による大規模な「田中調節池整備」が進められています。

​【 要請活動 】

利根土地改良区では令和元年に全面冠水したことをきっかけに、千葉県や国に対して、理解と協力を得られるよう要請活動を行っています。

​また、田中調節池と同様に調節池を管理している東葛北部土地改良区(千葉県野田市)と菅生沼土地改良区(茨城県常総市)と共に「利根川流域調節池連絡会」を設立し、協力しながら要請活動を続けています。

要請活動の結果、令和5年度より国土交通省による災害復旧制度が新設されました。

​組合員さんが安心して営農をできるよう、引き続き要請活動を続けてまいります。

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